美容生活

某化粧品会社研究員が美容についてご紹介します。個人の見解なども含んでいるため、お気楽な気持ちで読んでいただけますと嬉しいです。

夏でも白くありたい~日焼け止めの使い方

こんにちは。

私は日焼けしたくないので、一年中日焼け止めを使用しています。

ところで、日焼け止めの正しい使用量って知っていますか?

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なんと 2mg/cm2 なんです。(日本化粧品工業連合会、通称 粧工連より)

 

とは言ってもあまりピンとこない量かもしれませんが、

もし乳液タイプの日焼け止めなら顔に塗れば真っ白になるくらいの量です。

 

なぜこんな量を塗布することが推奨されているかというと、

これくらいの量を塗布しないと安定して SPF PA の強さを測ることができないという

化粧品会社の都合なんです。

これより塗布量が少ないと、ムラになってしまうことが多いので、

安定して同じ SPF PA の値が出ないそうです。

 

だいたい普通の人が塗っている日焼け止めの量は

乳液タイプは推奨されている量の 1/5 程度

スプレータイプはなんと推奨の 1/10 程度!

ジェルタイプは推奨の 1/2 程度だったと思います。

 

なぜジェルタイプはたくさん塗布できているかというと、

透明でさっぱりした使い心地なので、皆さん塗り広げやすいみたいです。

 

いくら高いSPF PA の商品を使っていても、それはかなり分厚く塗ったときの値なので

しっかり塗らないことには効果はありません。

 

スプレータイプで推奨されている量をきっちり塗ろうと思うと

凍傷になるんじゃないかと思うので、あれは朝しっかり塗った後にお昼に塗りなおしなどで使用する程度に控えておいた方がよいのではないかと個人的には思います。

私は腕などに使用するのは焼けそうで嫌なので、頭皮にだけ使っています。

 

家にいても窓を通り抜けて紫外線は降り注いでいますし、

外で日傘をさしていても、アスファルトからの照り返しで焼けてしまうことがあります。

 

日焼けどめを塗り、UV グローブを着用し、日傘をさすのが最強です。

私はこれで毎年ほとんど焼けません。

 

でも、たまに疑問に思うのは、外で完全防備の方いらっしゃいますよね。

帽子被って、マスクして、サングラスして、手袋して、日傘さして・・・というような方。

夏場の女性でなければ完全に不審者ですが、あれは一体どこで綺麗でいるがためにあそこまで完全防備なんでしょう。

どこか室内に入ればすべて外すとか、家で綺麗でいたいためなんでしょうか?

それとも将来シミができないようにするため?

いずれにしても、紫外線防御ばかりで、外で美しくいることを忘れているのは少し違う気もします。

 

よく巷で聞く、くもりの日は晴れの日よりも焼けやすいという噂。

あれは嘘です。

 

勿論晴れの日の方が紫外線量は多いです。

なぜこんなデマが蔓延しているのかといえば、くもりの日は晴れの日ほど紫外線対策が万全の方が少ないため、焼けてしまったことから。と言われております。

 

白肌がもてはやされる時代ですし、将来シミができては困りますよね。

老化の8割は紫外線によるものだとも言われておりますので、紫外線対策を万全にして夏を楽しく乗り切ってください。