美白美容液~資生堂 メラノフォーカスV
市販されている美白化粧品の主なものについて成分とその働きについて調べてみました。
そもそも美白化粧品って何?
薬事法で認可されている効能である「メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ」または「日焼けによるシミ・そばかすを防ぐ」と書いてあります。
基本的にはできてしまったシミに効果のあるものではなく、できる前にケアして防ぐものなんですね。
少し前までは美白メカニズムのほんの一部分にしか効果のなかった美白美容液ですが、近年はあらゆる角度からシミの元に対してアプローチを仕掛け、面白い作用点を持つ美白美容液がとても多いです。
また、近年ではメインのメカニズムについてはほぼ明らかになってきているため、各社差別化するためにメカニズムの細かい部分にアプローチを始めたりしていて、個性が見られます。
では、ご紹介していきます。
資生堂 HAKU
資生堂HPより
美白に効果があると各社 HP で謳っている部分のみに言及します。
トラネキサム酸:メラノサイトに対する「メラニン作れ!」の指令を止める働き
4MSK:メラノサイトの働きを助けるチロシナーゼの働きを抑制します
白蓮果:ターンオーバー促進で表皮にあるシミの元を取り除きます
アンダーシールダー:ホワイトリリーと塩酸グルコサミンという成分を複合した成分
真皮細胞から出される「メラニン作れ!」という指令をブロックするため、表皮と真皮の間の基底膜の形成を助けます。
トルメンチラエキス:シミの肌内部では無駄な血管がたくさんできていると報告がありますが、その無駄な血管を増やす因子の量を減少させます
イチヤクソウエキス:血管の細胞がメラノサイトに「メラニン作れ!」と指令を出すのを抑制する働きがあります
ざっとメインの美白成分について調べると以上でした。
化粧品の全成分は公開されていても、それがどれだけの量配合されているのかは内部の人しか分からないため、効果があるほど配合されているのかは分かりません。
しかし、個人的には価格、効果の点でバランスがよく、今期発売されている美白美容液の中では一番おススメです。私も購入して毎日使用しています。
使用感はさっぱりとしていて、少しひんやり感があります。
メントールなどは入っていないため、いずれかの成分の作用なんだと思います。
同じく資生堂の高級ラインであるクレドポー セラムコンサントレエクレルシサンについても調べました。
こちらは「美肌は、ダイヤモンドへ」というキャッチフレーズがついています。
正直なところ、入っている美白成分についてはそれほど差がないのではないかというのが私個人の見解です。
5000円ほどの価格の差はおそらく、使用感や香り、容器など直接的な美白効果とは異なるところにあるのではないかと思っています。クレドポーの商品は主に百貨店でカウンセリング等を受けて購入することが多いですし、それらの費用と思えば特別高いというわけでもなさそうです。
美白剤の配合量までが異なるのかは分かりませんが、もし配合量が違わないのであれば、美白効果としてはHAKUもクレドポーの美容液もそれほど違いはないと思います。
それぞれの美容液で作用点も価格も異なるので、吟味して色々使ってみて下さいね。